VoicyCare は v1.4.6 から、iPhone 標準の「ファイル」アプリを通じて iCloud Drive・Dropbox・Google Drive・OneDrive などのクラウドに保存した音声ファイルを再生できるようになりました。VoicyCare 側でクラウドごとにログインする必要はなく、お使いのクラウドサービスの公式アプリでサインインし、「ファイル」アプリで有効化するだけで使えます。
クラウドを「ファイル」アプリで有効にしてから、VoicyCareでファイルを選んで再生します。表示されないときの確認方法も載せています。
クラウドから再生するメリットは?
- 原本をクラウドに置いたまま使える:音声ファイルの原本はクラウドに置いたままです。再生のために選んだファイルだけが iPhone に一時コピーされ、次にアプリを起動したときに削除されます(直前に再生していたファイルは、続きから再生できるように残します)。
- 複数デバイスで同じ音声を共有できる:PC で録音したファイルをクラウドに置けば、iPhone の VoicyCare からすぐ再生できます。
- 音声ファイルの管理がしやすい:クラウド上のフォルダ構成をそのまま使えるため、ジャンルや用途ごとに整理しやすくなります。
- バックアップとして使える:クラウドに保存しておけば、iPhone を機種変更してもクラウド上の音声ファイルはそのまま残ります。
VoicyCare でクラウド再生を始めるまでの流れは?
- iPhone に使いたいクラウドの公式アプリをインストールする(Dropbox / Google Drive / OneDrive など)
- iPhone 標準の「ファイル」アプリで、そのクラウドを有効化する
- VoicyCare のファイル選択ボタン(📂)→「ブラウズ」→ お使いのクラウドを選ぶ
- 音声ファイルをタップして再生
iCloud Drive はあらかじめ iPhone に組み込まれているので、追加のアプリインストールは不要です。
「ファイル」アプリでクラウドを有効化するには?
iCloud Drive を使う場合
iCloud Drive は iPhone の「ファイル」アプリで標準的に有効化されています。「設定」→「自分の名前」→「iCloud」で「Drive」(iCloud Drive)がオンになっていれば、そのまま VoicyCare から利用できます。追加アプリのインストールは不要です。
「ファイル」アプリの「ブラウズ」→「場所」には、「iCloud Drive」と「このiPhone内」が並んで表示されます。iCloud に保存したファイルは「iCloud Drive」の方に入っています。ファイル名の横に雲のマーク(↓)がついているファイルは、まだ iPhone にダウンロードされていないので、タップするとダウンロードされます。
Dropbox を使う場合
- App Store から Dropbox 公式アプリ をインストールしてサインインします。
- 「ファイル」アプリを開き、画面下の「ブラウズ」→ 右上の「︙」→「編集」をタップ。
- 表示された一覧で Dropbox のスイッチをオン にして「完了」を押します。
これで「ブラウズ」の場所欄に Dropbox が表示され、VoicyCare からも参照できるようになります。Dropbox の無料プランでは 2GB の容量が使えます。
Google Drive を使う場合
- App Store から Google Drive 公式アプリ をインストールしてサインインします。
- 「ファイル」アプリの「ブラウズ」→「︙」→「編集」で Drive のスイッチをオン にします。
Google アカウントの保存容量は、Google フォト・Gmail・Drive で共有されます。無料アカウントの容量と現在の使用量は、Google の案内とストレージ管理画面で確認してください。
OneDrive を使う場合
- App Store から Microsoft OneDrive 公式アプリ をインストールしてサインインします。
- 「ファイル」アプリの「ブラウズ」→「︙」→「編集」で OneDrive のスイッチをオン にします。
OneDrive の利用可能な容量は、Microsoft 365 のプランやアカウントによって異なります。購入・契約前に、Microsoft の案内とアカウントのストレージ画面で確認してください。PC の OneDrive 同期フォルダに音声ファイルを入れておけば、iPhone の VoicyCare からそのまま再生できます。
その他のクラウド
「ファイル」アプリの File Provider 拡張機能に対応しているクラウドサービスであれば、公式アプリをインストールしてサインインし、「ファイル」アプリで有効化すると、VoicyCare のファイル選択画面から参照できる場合があります。
VoicyCare でクラウドのファイルを再生するには?
- VoicyCare を開き、📂(ファイル選択)ボタンをタップします。
- iPhone 標準の「ファイル」選択画面が開きます。下部の「ブラウズ」をタップしてください。
- 場所欄から、iCloud Drive・Dropbox・Google Drive など、お使いのクラウドを選びます。
- フォルダをたどって、再生したい 音声ファイル(mp3 / wav / m4a / flac / aac / ogg(Opus)) をタップします。
- VoicyCare に戻り、選んだファイルを再生できます。
選んだファイルは、再生のために VoicyCare へ一時的にコピーされます。クラウドのファイルが iPhone にまだダウンロードされていない場合は、選んだときにダウンロードが入るので、ネットワークにつながっている必要があります。
対応している音声フォーマット一覧
VoicyCare がクラウドから再生できる音声形式は以下のとおりです。
| 形式 | 特徴 | 主な用途 |
|---|---|---|
| MP3 | 圧縮形式、容量小 | 音楽・ポッドキャスト |
| WAV | 非圧縮、高音質・大容量 | 録音・音声素材 |
| M4A | Apple 標準圧縮形式 | ボイスメモ・ミュージック |
| FLAC | 可逆圧縮、原音保持 | ハイレゾ音源 |
| AAC | MP3 の後継、高効率圧縮 | 配信音源・動画音声 |
| OGG(Opus) | オープン形式、Opus のみ(Vorbis は非対応) | 配信音源・録音 |
対応形式は MP3 / WAV / M4A / FLAC / AAC / OGG(Opus)です。OGG は Opus 形式のみ再生でき、Vorbis 形式の OGG は非対応です(ファイルを選んだ時点でアプリが案内します)。DRM(著作権保護)が設定された楽曲は再生できません。また、1 ファイルあたりの上限サイズは 4GB です。
VoicyCare × クラウド連携の便利な使い方は?
語学学習の音声ファイルを整理して使う
語学テキストの音声 CD を MP3 に変換して Dropbox や iCloud Drive に保存しておけば、VoicyCare のイコライザーや速度調整と合わせて使えます。フォルダをレベル別・ユニット別に整理しておくと「ファイル」アプリから探しやすくなります。
PC で録音した音声を iPhone で確認する
ミーティングの録音(WAV/M4A)を PC の OneDrive や iCloud Drive フォルダに保存すると、通勤途中に iPhone の VoicyCare から再生できます。VoicyCare の「はっきり」(人の声の帯域を持ち上げる音質プリセット)と組み合わせることで、聞き取りにくかった部分を確認しやすくなることがあります。
大量のポッドキャストバックログを管理する
ダウンロード済みのポッドキャスト MP3 をクラウドにまとめて保管し、VoicyCare から直接再生することもできます。電波のない場所でも聴きたいファイルは、「ファイル」アプリで先に iPhone に保存しておいてください。
コピーしたファイルの容量について
再生のためにコピーしたファイルは、次に VoicyCare を起動したときに自動で削除されます。直前に再生していたファイルだけは、続きから再生できるように残します。クラウド上の元のファイルは消えません。
クラウド再生がうまく動かないときの対処法は?
「ブラウズ」にクラウドが表示されない
「編集」を開いてもクラウドが表示されない場合は、対象クラウドの公式アプリを開いてサインインが完了しているかを確認してください。サインイン後に「ファイル」アプリを開き直すと、一覧に追加されます。
音声ファイルが再生できない / エラーになる
VoicyCare は mp3 / wav / m4a / flac / aac / ogg(Opus) に対応しています。OGG は Opus 形式のみ再生でき、Vorbis 形式の OGG は非対応です。DRM 付きの楽曲は、クラウドに保存されていても再生できません。また、ファイルサイズの上限は 4GB です。
ダウンロードに時間がかかる
「ファイル」アプリ経由で選んだファイルは、再生前に VoicyCare へコピーされます。クラウドのファイルが iPhone にまだダウンロードされていない場合は、このときにダウンロードが入るため、回線が遅いと、待ち時間が出ます。大容量のファイル(WAV / FLAC など)や何度も聴くファイルは、Wi-Fi 接続時に「ファイル」アプリで iPhone に保存しておくと、選んだあとすぐに再生できます。
ファイル選択画面でファイルが見つからない
クラウド上のファイルが「ファイル」アプリの選択画面に表示されない場合は、まずクラウドの公式アプリを開いて同期が完了しているか確認してください。同期中はファイルが表示されないことがあります。また、VoicyCare を一度終了して再起動するか、iPhone を再起動すると表示される場合があります。
よくある質問(FAQ)
VoicyCareで対応しているクラウドサービスは?
iPhone 標準の「ファイル」アプリ経由で iCloud Drive・Dropbox・Google Drive・OneDrive などのクラウドに保存した音声ファイルを再生できます。「ファイル」アプリに対応したクラウドであれば、参照できる場合があります。各クラウドの公式アプリをインストールしてサインイン後、「ファイル」アプリの「編集」で有効化すれば利用できます。
VoicyCareで再生できる音声ファイルの形式は?
mp3・wav・m4a・flac・aac・ogg(Opus)に対応しています。OGG は Opus 形式のみ再生でき、Vorbis 形式は非対応です。DRM 付きの楽曲は再生できません。ファイルサイズは 1 ファイルあたり 4GB が上限です。
「ファイル」アプリの「ブラウズ」にクラウドが表示されないときは?
対象クラウドの公式アプリを起動して、サインインが完了しているかを確認してください。サインイン後に「ファイル」アプリの「ブラウズ」→ 右上の「︙」→「編集」を開き、対象クラウドのスイッチをオンにすると一覧に追加されます。
クラウドの音声ファイルは毎回ダウンロードされますか?
ファイルを選ぶたびに再生用に一時的にコピーし、次にアプリを起動したときに削除します(直前に再生していたファイルは、続きから再生できるように残します)。クラウドのファイルが iPhone にまだダウンロードされていない場合は、選んだときにダウンロードが入ります。何度も聴くファイルは、「ファイル」アプリで iPhone に保存しておくのがおすすめです。
iCloud Drive を使うために特別な設定は必要ですか?
iCloud Drive は iPhone の「ファイル」アプリで標準的に有効化されています。「設定」→「自分の名前」→「iCloud」で「Drive」(iCloud Drive)がオンになっていれば、追加の設定なしで VoicyCare からそのまま利用できます。
クラウドのファイルはオフラインでも再生できますか?
iPhone に保存されているファイルなら、オフラインでも再生できます。クラウドのファイルをオフラインで聴きたいときは、Wi-Fi 接続時に「ファイル」アプリで iPhone に保存しておいてください。iCloud Drive の場合、iOS 18 以降は「ファイル」アプリでファイルを長押しして「ダウンロードを保持」をタップすると、iPhone にダウンロードされたままになります(メニューに「ダウンロードを保持」が無いときは、そのファイルはすでに iPhone にあります)。iOS 17 以前は、ファイル名の横の雲マークをタップしてダウンロードするか、「このiPhone内」にコピーしておいてください。
複数のクラウドサービスを同時に使えますか?
はい、複数のクラウドサービスを同時に有効化して使えます。「ファイル」アプリの「ブラウズ」画面には複数のクラウドが並んで表示され、VoicyCare のファイル選択画面からそれぞれのクラウドにアクセスできます。iCloud Drive と Dropbox を同時に使うこともできます。
FLAC などの大容量ファイルも再生できますか?
はい、FLAC などのハイレゾ・無損失圧縮フォーマットにも対応しています。ただし、ファイルサイズが大きいため、iPhone にダウンロードされていないとダウンロードに時間がかかります。1 ファイルあたりの上限は 4GB です。大容量ファイルは、Wi-Fi 環境で「ファイル」アプリから先に iPhone に保存しておくことをおすすめします。